30代 男性 真名井の滝のライトアップで感動

私は製造業で商品開発を担当しているため、国内出張の頻度がとても多い仕事に携わっています。5年程前の夏、宮崎県のお客様を週末に訪問予定だったので、そのまま休日も滞在して現地を観光することにしました。当時は独身で恋人もいなかったので、週末は時間と金を持て余していたのです。また、趣味として写真撮影を始めたばかりであったので、出張に行っては被写体を求めて各所を回るというようなことをしていました。

観光のために訪問したのは天孫降臨の言い伝えがある高千穂峡で、天岩戸神社や夜神楽などを主に楽しみました。その中でも特に印象に残ったのは、夜に散歩でふらっと寄った真名井の滝です。昼間でもエメラルドグリーンの川に落ちる美しい滝なのですが、夜になるとライトアップされて、暗い闇の中に真名井の滝だけが浮かび上がっていました。さらにその横を通る遊歩道もライトアップされていたので、まるで真っ暗闇の中に滝と遊歩道だけが存在しているかのような幻想的な光景でした。しばしその場所に留まって、ぼーっと見続けてしまいました。今までに色々な絶景スポットを訪問したことがありましたが、これほど幻想的なのは後にも先にもここだけでした。その後、持っていた一眼レフカメラと三脚を使って写真を撮影しました。その時の写真はいまでも大事に飾ってあります。

後から知ったのですが、ライトアップは夏の期間中だけで、冬には見ることが出来ないとのことでした。夜とはいえ、夏のですので蒸し蒸しして散歩にはあまり出かけたくならないかもしれませんが、無理をしてでも人生に一度は見たいスポットになりました。会社の同僚や友人にも、もし宮崎県に行くようなら夜の真名井と滝を、見るようにとオススメしています。

今では私自身も結婚し、子供まで出来てしまったので、なかなか昔のように気軽に旅行することはできなくなってしまいました。それでも、何かの機会で妻や子供を連れて再度訪問したいと思っています。