29歳男+神の島久高島

こんにちは。現在台湾で仕事をしております20代後半の男性です。
私の地元は沖縄県の南部に位置し、多くの観光客が訪れています。そんな中で県内随一のパワースポット「久高島」をご紹介させていただきます。久高島は沖縄本島最南端に位置する南城市にあるフェリー乗り場から約30分ほどで行ける小さな島です。この島は琉球を創った「アマミキヨ」が降りてきた琉球神話の聖地の島として知られています。同じく南城市にある世界遺産であるパワースポット「斎場御嶽」からも島の全貌を望むことができます。
私がそこに行くきっかけとなったのは当時勤めていた旅行会社で紹介できる一つの素材になると思ったからです。フェリーは1日5~6本ほど運航していて、意外にアクセスはいいんです。島には小中学校もあります。港の周辺には住宅地があり、そこを抜けると、何もない道がただただ続いています。住宅地が占める割合は島の1~2割ほどじゃないでしょうか。
島の要所には海岸や御嶽が数多く存在します。しかし、一般の人々が立ち入ることができるのはほんの一部です。元々神の島として知られている久高島、神のみの領域という場所が島のあちらこちらに点在していて、そこに入れるのは一部の人間のみ。昔から受け継がれている神女組織の方々のみです。いまだに秘祭も行われていると思います。ちなみに男子禁制の場所が多いです。
私は島で昼ご飯を食べながらその歴史や文化について知り、その後、一般開放しているビーチの砂浜で思いに更けていました。俗にいうシックスセンスのようなものは全くないんですが、慣れ親しんだ地元のビーチとは何かが違う、空気感が異様なことは体で感じていました。入ってはいけない場所には手前に看板が置かれているのですが、不思議とそれを読む前に察してしまうんです。「あ、ここは入れなそうだな。」と。どう説明していいのか分かりませんが島全体の空気が違うんですね。なんか、現代社会から隔離されているようで。
島の最北端まで自転車をこいでいき、琉球創世の話を思い出しがら海を眺めていました。そこには一人の女性がいらっしゃったのですが、泣いていたような気がします。顔を見ていたわけじゃありませんが、そう感じてしまいました。
久高島は文化、習慣、食、土地制度に至るまで、現代社会では考えられない規則が残っています。ここまで伝統が残り続けたのも私たちがその神の存在を尊んでいるからだと思います。最近は観光地としても注目されていて現地ツアーなどもあります。礼儀を慎みながら是非足を運んでみてください。